山形県旅館ホテル生活衛生同業組合はこのほど、コロナ禍の3年間の活動記録「コロナ対策のあゆみ」=写真=を発行した。国内で初めて感染が確認された2020年1月から22年12月まで、国内の状況と山形県内の状況、同組合の対応を時系列に記録した。
同組合は、休館を余儀なくされて現金収入がなくなった施設に対する支援を県に要望。施設に宿泊より先に現金が入る「前売り宿泊クーポン」の発行などを実現させた。
巻頭ページで佐藤信幸理事長、全旅連の多田計介会長は「未曽有の出来事に対してやらなければならないことは(中略)次に起こることに先回りして先手を打つこと」「もしもの場合の対応に、この冊子が役立てられれば」と、発行の趣旨を述べている。